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2013年12月17日 (火)

来季J1昇格の徳島ヴォルティスホームゲームでの鉄道輸送を考える

来季J1昇格が決定した徳島ヴォルティスのホームゲームが行われるのは、鳴門市にあるポカリスエットスタジアム。鳴門総合運動公園と言ったほうが理解していただける方も多いのではないかと思います。
地元企業でもある大塚製薬が命名権を買ってサッカー場には「ポカリスエットスタジアム」、野球場には「オロナミンC球場」とつけられています。

来季J1になると、県外からアウエイとなるJ1の各チームのサポーターが、徳島に大勢来ていただけることになる?とは思うのですが、宿泊施設の多くが徳島市内にあるため、スタジアムがある鳴門までは、何等かの手段が必要になります。
しかし、現状ではマイカー、バス、または鉄道しかなく、現状の手段ではとても輸送ができないのでは?ということで、徳島新聞朝刊の「読者の手紙」欄などでも、多くの方が話題として取り上げています。

そこで、Station Masterとしては、鉄道輸送について考えていきたいと思います。
JR徳島駅からJR鳴門駅までは、徳島~池谷間がJR高徳線、池谷から分岐して東端の鳴門までがJR鳴門線となります。
距離としては、営業キロで18.8km、所要時間約50分~1時間で結ぶ、超ローカル線です。
たかだか、18.8kmなのに、なんでそんなに時間がかかるのか・・・それは列車のスピードもさることながら、単線ゆえにJR高徳線区間では特急うずしおの優等列車との交換、上り下りの普通列車交換で、停車時間が長くなる傾向にあります。
また、JR鳴門線区間では駅間が短く、表定速度が約30km/h前後と超ノロノロ運転です。(これは実際に乗ってもらえれば実感できますが・・・)

となると、鉄道は輸送手段には向いていないかというと、大量輸送には適しています。
後はスピードと所要時間の問題です。
現状ではJR高徳線のキャパが限界に近い所まできているので、徳島~鳴門間を直通する列車を増発するにも限界があり、増発しても所要時間の問題が残ります。

そこで一案ですが、JR高徳線の普通列車に鳴門行列車を併結し、池谷駅で高松方面へ行く列車と、鳴門へ行く列車を分割してはどうかと思います。(帰りは池谷駅で併結)
現在、池谷駅は無人駅となっていますが、私が小学生だった40年前あたりでは、池谷駅で当時国鉄高徳線と鳴門線の列車を分割、併結していた記憶があります。

分割、併結に必要な要員は徳島運転所から同乗させ、池谷駅で作業をさせるというのはどうでしょう。また、最近の1200型、1500型気動車では、連結、解結作業もずいぶんと短時間でできるようになっていますから、そんなに停車時間も必要ないかと思います。
また、池谷~鳴門間の各駅は通過扱いにすれば、最高速度85km/hまで可能なJR鳴門線であれば、十分時間短縮が可能ではないかと思います。
ただ、池谷駅の構造上、駅構内でY型分岐しているため、鳴門方面は駅構内に入る前に分割、徳島方面は駅構内を出た後に併結したほうがよさそうに思います。
Img_1160
(2013年12月8日撮影。JR池谷駅の鳴門線ホーム)

あとは、JR四国さんが来年3月のダイヤ改正でどこまで考えていただけるかだと思うのですが、いかがでしょうか。

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鉄道」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
こちらの記事、興味深く拝読しました。
ぜひ、鉄道の大量輸送を得意とする特性を活かして、サッカー観戦客の輸送に活躍して欲しいと願っています。
私は徳島の地理には詳しくありませんが、駅から少し歩く場所にあるスタジアムのようですので、最寄りに仮乗降場を作る、スタジアムでも切符を販売する、往復切符代込みの観戦券を販売する、など細かな営業施策を取って、鉄道が足として定着するように頑張ってほしいものです。
一つ教えて頂きたいのですが、池谷駅で過去に分割併合をしていたとのことですが、以前は駅の線路の形が違っていたのでしょうか。
駅自体で二股に分かれる形ですと、分割併合もなかなか難しいですよね。ご記載のように、駅の徳島寄りで行っていたのでしょうか。
池谷駅は、その形から記憶に残っている駅です。懐かしく思い出しながらコメントを入れさせて頂きました。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

投稿: 風旅記 | 2013年12月19日 (木) 15時20分

風旅記様

ご無沙汰しております。また、コメントありがとうございます。
分割併合していた頃も現在と線形は変わっていませんでした。
当時の記憶を辿ると、高徳線の列車で高松方面から乗車していたと思います。
池谷駅の高徳線ホーム(1・2番のりばのどちらか)に到着した後、鳴門線の列車がY字の勝瑞寄りへ進んだ後、高徳線ホームにやってきて連結していたように思います。
40年も前の記憶(当時6歳くらい)をなぜ覚えているかというと、連結された直後、鳴門線側の車両へ両親と移ろうとした際に、何かベルのようなものが鳴って、大慌てで作業員がやってきて何かしていたようなことがあったからだと思います。

非常にあいまいな記憶で申し訳ございません・・・。

投稿: Station Master | 2013年12月20日 (金) 08時27分

こんばんは。
ご丁寧にご教示頂き、ありがとうございました。
今よりもアナログな鉄道の世界があったのでしょうね。
私は今から十数年前に訪れたきりですが、一度でも行ったことのある駅や土地には、愛着がわくものです。
サッカーをきっかけとして、利用者が増えることを祈っています。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

投稿: 風旅記 | 2013年12月21日 (土) 23時06分

快挙だと思うんですが
地元鉄系ブログで取り上げてる所は
少ないですね。
仰せの通り、まだまだ宿泊・交通の便は
貧弱なように思います。もっともスタジアムが
そんなに収容力が無い様ですが。
アクセス輸送に鳴門線も頑張って欲しいとは
思いますが、確かに今のままではいかんでしょう。
埼玉にはJリーグは二つもありますが
何れも本拠地も最寄り駅から徒歩だと
10~20分位かかります。が、鳴門は
もっと遠いですね。まぁ「ファン」は
結構歩いてくれるようですが。
さて、併結による増発ですが、やはり
①池谷駅の構造変更
②鳴門線内の交換設備新設
が必要でしょうね。
池谷駅については、小生は
①南に移設して2面3線構造とし
 鳴門線分岐点は駅北側にする
②吉成駅との駅間が近い勝瑞駅を北に移設して
 池谷駅と統合する(池谷駅は廃止)
 新・勝瑞駅北方を鳴門線分岐駅とする。
の何れかを考えていました。
2面3線構造とすることで同じホームでの
乗換も可能となります。
何れにしても高徳線の増発には
駅間が極端に長い佐古-吉成間に
交換設備を設けないと限界であることに
変わりはありませんが・・・
来春の改正で、鳴門線には増発があり
線内通過の列車が出来るようで
少しは通勤・通学輸送に力を入れてる
期待が持てます。都市間輸送より
都市圏輸送にシフトする時だと思います。

投稿: 南東風 | 2013年12月25日 (水) 08時22分

南東風様

貴重なコメントをいただきありがとうございます。
いただいたコメントも合わせて、再度整理していきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

投稿: Station Master | 2013年12月26日 (木) 12時54分

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